2021年25冊目

明治を生きた男装の女医-高橋瑞物語 (単行本)

登場人物それぞれが魅力的でグッと引き込まれ、一気に読了。読みやすかったし、学生さんにも読んでほしい。生き方の選択肢が今よりずっと少なかったり、女子として生まれてきただけで満足に教育も受けられなかったり、血の滲むような努力でそこを変えてきた人たちがいる。その恩恵を受けて私も大学まで行けたけれど、「妊娠出産があるから医師に向かない」って100年前と同じ理由で医大入試で女性の一律減点があったなんて、高橋瑞さんも荻野吟子さんも生沢久野さんもたまげるよね…