2021年42冊め

礼讃 (角川書店単行本)

家族構成や母親とぶつかりあってしまう記述、同級生の誰よりも早く初潮を迎え暗く重い思春期を送ったであろう部分が自分とかぶりすぎてて驚く。レディースコミックを読みすぎちゃったんだな…みたいな部分が長く、それが知りたいんだけど…って事件に関する部分は曖昧でイヤにあっさりしていることが怖かった。最後の方に出てきたモラハラ男を見限ることをしなかったところに拗らせを感じる。


あと柚木麻子さんの創作だってことは差し引いても、木嶋さんは本当に北海道の美味しいもの、とりわけバターやバターを使った濃いお菓子が好きだったんだなとも思った。