2021年37冊目
「交通事故にあった親子が病院に運ばれてきたけど、お父さんは亡くなっていた。その病院には世界的権威の外科医がいたけれど『自分は冷静に手術できない。なぜならその子はわが子だから』と言った。お父さんは亡くなっているのになぜでしょう?」と聞かれた夫氏が即座に「その医者はお母さんだから」と答えたってエピソードで涙が出そうに。
私はジェンダーロールやジェンダーバイアスについて過敏な方だと思っていたけど、即答できるフラットさを持ててないことに自分でも驚いた。
自分で作っていく家族に大事なことはスペックではなく、価値観だと思う。好きなものは一緒じゃなくていいけど、許せないことや嫌いなものが違うとつらい。夫氏のフラットさや思いやりが感じられる文章がとてもよかった。
子どもはもらってないものは返せないって言葉も忘れずにいたい。