2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年64冊め

チョ・ナムジュさんの話はさすがの「おま俺」だった…!!gaslighting:状況操作を通じて相手が相手自身を疑うよう仕向け、現実認識能力と判断力を失わせることで相手を精神的に荒廃させ、相手に支配力を及ぼし、最終的には相手を破局に追いやることを意味す…

2022年63冊め

著者のリンディさんはご両親を愛していて、親からの呪いはなかったみたいだけど、私は母からの呪いが一番きつかったなって思った。140ページ「すでに恥ずかしい思いをしている人たちに、その上恥ずかしい思いをさせることこそ、恥ずべきことなのだ」誰かの呪…

2022年62冊め

短編集なんだけど「まだまだという言葉」って作品はなくて、「爪」という作品の中に「まだまだだよ、という言葉みたいだ。」とあるのみ!!でもこの一冊には「まだまだという言葉」ってタイトルがぴったり。「友達」って作品ではどうしても、最近毎日ニュー…

2022年61冊め

数十年ぶりに林真理子の小説を読んだ。ボリュームはあるけど、すらすら読めて面白かった。子どもたちを進学校に通わせる余裕はあるくらいの裕福さで、母親は専業主婦で、でも幸せとは言い難いって、まるで実家みたいだなと思った。子どもたちとは信頼しあえ…

2022年60冊め

僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」からより先に書かれていた本。著者の川名さんも、川名さんの直属の上司だったお父さんも、当時中学生だったお兄ちゃん(題字もそのお兄ちゃんの字)もすごい。抱えきれないだろう辛い事件だったからこそ、元気で幸せでい…

2022年59冊め

シスターフッドが覚醒する女性たちの短編集。柚木麻子さん、文珍さんのお話が好きだった。桐野夏生さんの話は「これってあの事件がベースかな?」って考えたり。こだまさんの話の中の「桃子さん」みたいな女性に私はなりたい。37ページ:柚木麻子「パティオ8…

2022年58冊め

老若男女、あらゆる人が読んでみるといいなと思う絵本だった。5ページ:母さんは、「この国の大人は男も女もみんな、同じ日に投票するのよ。こうやって、私たち国民は、これから数年間、国の大事な法律を決める国会議員を選ぶの」と教えてくれた。11ページ:…

2022年57冊め

2020年以降に書かれた小説かと思ったら初版が2019年。Covid19かなと感じたウイルスはMARSのことだった。昨日起こってしまった安倍元首相の暗殺事件や10年以上前に読んだカズオイシグロさんの「わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)」の登場人物のことを考え…

2022年56冊め

自分自身に当てはまることがたくさんあって、面白かった。自分の今までの生きづらさは自分のせいだけではないって気付けることで、人は視野や生き方がグッと広がる気がする。333ページ:Feel the Fear and Do it Anyway

2022年55冊め

ハン・ガンさんの本を読むのは初めてだったけど、小説を読んだ!!って読後感をしっかり感じられた。もっと読みたい。斎藤真理子さんの訳者あとがきに原題は違うと書いてあったけど、短編をまとめたこの一冊の日本語タイトルは「回復する人間」以上のタイト…