2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
赤毛のアンではまだ生きづらさもあったアンだけど、アンの一番いい時なんだろうなと思えるアンの青春だった。
主人公が何年も片想いしていた人と一緒に住み始めてから本人にキレがなくなってきたところと親友との再会のところが好きだった。自分の気持ちにねじを巻けるのは自分だけ。
カズオイシグロさんの作品は全部読んでいるわけではないけれど、物語が作られる過程や自分の記憶の中にだけある日本を残すために「遠い山なみの光」を書いたって部分が興味深かった。タイトルの「特急二十世紀」って雪組で演った「二十世紀号に乗って」の原…
電子図書館で借りた。お義母さんにいただいた生活クラブのコーンの缶詰で、胡瓜ととうもろこしのコールスローを作ってお弁当にも入れた。
子どもの頃に母に何度も読めと言われて仕方なく読んだ時とは違う魅力を感じた。おととしくらいにNetflixでアンという名の少女を途中まで見たからかもしれないし、柚木麻子さんの小説を読んでいて自分で読み返してみたいなって思ったからかもしれない。村岡花…
チョン・セランさんの本は取り上げる題材や視点は鋭いのに懐かしくてあたたかみのある文体がいい。いろんな立場にある人のことを考えて言葉を選んでいることが伝わってくる。表題作の声をあげますは、というかどの短編も保健室のアン・ウニョン先生みたいなS…
どんな時も家族は自分の味方と信じることができる人の強さ、自分の幸せを他人のものさしで計る人にはその強さを持つのは難しいこと、この人こそはと思う人の価値観が自分と違ったことで揺らぐ思いが様々な角度から鮮やかに描かれていてスカッとした。スカッ…
遠征前からずっと外出先とかでちょこちょこ読んでいてやっと読み終えた。昔の作品だからかな?観劇後はそれでもだいぶ読みやすくなったけど、少し読みづらかった。でもチェブリー夫人は宝塚版の紫りらちゃんと同じくずる賢いけど隙のある憎めないキャラクタ…
チョ・ナムジュさんの小説を読むのは3冊目。いろんな伏線が終盤で繋がってくけれど、読み終わっても「人の気持ちは本人にしかわからないし、本人すらわからないこともある」って思えるところが好き。