2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年66冊め

学術論文みたいな本だから難しかったけど、タイトルも帯も惹かれまくりで手に取り、読んでみてよかった。著者も、著者のインタビューに参加した母親たちも、正直で責任感があり真摯な女性だと思った。生きづらさを感じながらも、オブジェクト(客体)ではな…

2022年65冊め

すっごく面白い絵本だった!!小学生の頃に伝記を読んで以来ずっと憧れているマリー・キュリーはもちろん、キャサリン・ジョンソンのページをめくりながら彼女はドリームって映画の人かな?って考えたり。23ページ:リーゼ・マイトナー(ユダヤ人の原子物理…

2022年64冊め

チョ・ナムジュさんの話はさすがの「おま俺」だった…!!gaslighting:状況操作を通じて相手が相手自身を疑うよう仕向け、現実認識能力と判断力を失わせることで相手を精神的に荒廃させ、相手に支配力を及ぼし、最終的には相手を破局に追いやることを意味す…

2022年63冊め

著者のリンディさんはご両親を愛していて、親からの呪いはなかったみたいだけど、私は母からの呪いが一番きつかったなって思った。140ページ「すでに恥ずかしい思いをしている人たちに、その上恥ずかしい思いをさせることこそ、恥ずべきことなのだ」誰かの呪…

2022年62冊め

短編集なんだけど「まだまだという言葉」って作品はなくて、「爪」という作品の中に「まだまだだよ、という言葉みたいだ。」とあるのみ!!でもこの一冊には「まだまだという言葉」ってタイトルがぴったり。「友達」って作品ではどうしても、最近毎日ニュー…

2022年61冊め

数十年ぶりに林真理子の小説を読んだ。ボリュームはあるけど、すらすら読めて面白かった。子どもたちを進学校に通わせる余裕はあるくらいの裕福さで、母親は専業主婦で、でも幸せとは言い難いって、まるで実家みたいだなと思った。子どもたちとは信頼しあえ…

2022年60冊め

僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」からより先に書かれていた本。著者の川名さんも、川名さんの直属の上司だったお父さんも、当時中学生だったお兄ちゃん(題字もそのお兄ちゃんの字)もすごい。抱えきれないだろう辛い事件だったからこそ、元気で幸せでい…

2022年59冊め

シスターフッドが覚醒する女性たちの短編集。柚木麻子さん、文珍さんのお話が好きだった。桐野夏生さんの話は「これってあの事件がベースかな?」って考えたり。こだまさんの話の中の「桃子さん」みたいな女性に私はなりたい。37ページ:柚木麻子「パティオ8…

2022年58冊め

老若男女、あらゆる人が読んでみるといいなと思う絵本だった。5ページ:母さんは、「この国の大人は男も女もみんな、同じ日に投票するのよ。こうやって、私たち国民は、これから数年間、国の大事な法律を決める国会議員を選ぶの」と教えてくれた。11ページ:…

2022年57冊め

2020年以降に書かれた小説かと思ったら初版が2019年。Covid19かなと感じたウイルスはMARSのことだった。昨日起こってしまった安倍元首相の暗殺事件や10年以上前に読んだカズオイシグロさんの「わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)」の登場人物のことを考え…

2022年56冊め

自分自身に当てはまることがたくさんあって、面白かった。自分の今までの生きづらさは自分のせいだけではないって気付けることで、人は視野や生き方がグッと広がる気がする。333ページ:Feel the Fear and Do it Anyway

2022年55冊め

ハン・ガンさんの本を読むのは初めてだったけど、小説を読んだ!!って読後感をしっかり感じられた。もっと読みたい。斎藤真理子さんの訳者あとがきに原題は違うと書いてあったけど、短編をまとめたこの一冊の日本語タイトルは「回復する人間」以上のタイト…

2022年54冊め

村井理子さんのあとがきに訳が共訳になった理由が書いてあった。村井さんご自身の本(更年期障害だと思ってたら重病だった話 (単行本))と繋がっている。一人で生きていける強さと周囲にいる大事な人に支えられて生きていること、尊厳についても考えたけど、…

2022年53冊め

アンが死産をする場面、大人になって読むからこそのつらさがあった。

2022年52冊め

久しぶりに漫画買った。どの話も胸に迫るものがあったけど「日本」のエピソードの中の「すべてがそろった状態を幸せと呼ぶなら人はいつまでたっても幸せになれないよ」ってお母さんの答え…!!買ってよかった。

2022年51冊め

文章力のおかげで数時間で一気に読み切ってしまった。関係性で閉じたり開きすぎたりする人の感情の変化やいろんな社会問題が入れ子になったストーリー。私より年上の方が書いたんだろうなって思ったら、著者は1983年生まれ!!すごい!!80ページ:それがな…

2022年50冊め

私は買ってきたものや外食の化学調味料は仕方ない、忙しい中でお金で買えるものは買っちゃえ!!と割り切っているところもあるけど、家族に健康でいてほしいって願いはある。レミちゃんが和田誠さんとの夫婦対談で「だからさ健康でいてね、和田さん。それし…

2022年49冊め

数年前に新聞の書評で読んでからずっと読んでみたいと思っていた。佐世保で小6の女の子が同級生に殺害された事件の被害者のお兄ちゃんふたりの立場から書かれた本。毎日新聞佐世保支局長だった被害者のお父さんの部下で、佐世保支局が初任地だった記者の方が…

2022年48冊め

月に一回くらいは片づけの本を読み、自宅の片づけに繋げたい。今日は寝室をきれいにするぞ!!178ページ:『最近、いちばん気分転換になった出来事は何ですか?』と質問します。テニスをした、温泉に入った、色々な答えがあるでしょう。そのどれもがマインド…

2022年47冊め

偉い人ほどすぐ逃げるとは全然違うタイプの本だけど、やっぱり面白かった。安齋肇さんの遅刻とタモリさんの話、親が金持ちな篠原かをりさんの「勝ち負けで考えたときに分かりやすく勝ちたい、という思いがあり、慶應を選びました。」、162ページの砂鉄さんの…

2022年46冊め

すっごく面白かった!!武田砂鉄さんの文章は本当に丁寧だ。「令和の令は命令の令」、素手でトイレを磨くの章の日本を美しくする会ではブフォッと笑った。医大入試の不正、早稲田の教授から女子学生へのセクハラ事件については、何度目にしても怒りがわきあ…

2022年45冊め

どんな人にも程度に差はあるけど何らかの得手不得手はある。仕事をしてお金を得てごはんを食べたり好きなことをしたりって生活を送るために、職場の中で気をつけることや便利なツールが紹介されててよかった。

2022年44冊め

最初の方は断捨離やこんまりさんの本で読んだ…うちだって実践してる…って思ってしまう内容だったけど、バックヤードから片付けてバックヤードにひな人形とか毎年飾るけど大事なものをしまうってとこれはふむふむって思って読んだ。くたびれてきたシーツを捨…

2022年43冊め

勉強に時間を取られて本がなかなか読めない。村岡花子さんのあとがきがものすごくよかった!!

2022年42冊め

柚木麻子さんの本で紹介されてて気になって借りた。大正コロッケと極道すき焼きが美味しそう。向田邦子さんのレバーとゆで卵のウスターソース漬けは昔よく作ってた。

2022年41冊め

10年以上使ってる石鹸屋さん、自分の子育てや仕事に近い考えのライターさんの話は納得しながら読んだ。子育ては大変だけど楽しいし夫に手伝ってもらおうとは思わないって話には全く共感できず、「」や『』の使い方がおかしいところがいくつかあって読みにく…

2022年40冊め

渡辺ペコ先生の待望の新作。夫が買ってきてたのを読んだ。のどの奥が苦しくなる場面がいくつかある。自分の責任だって思って自分を納得させるしかなかったことが、それはあなたが責任を負うことじゃないんだよって誰かに認められたなら…って思いながら読んだ…

2022年39冊め

おもしろかったという言葉は適切ではないけれど本当におもしろくて、お風呂(ぬるま湯、比喩じゃなく)に浸かりながら一日で読んだ。ちょうど浴室のTVの2チャンネルで反田恭平さんが楽しそうに連弾してたりして、よいBGMだった。「私」の混乱や周囲の戸惑い…

2022年38冊め

子どもの頃に読んだ時とは全く違う印象を抱く赤毛のアンシリーズ。アンが結婚してからは記憶にすら残ってないんだけど、とうとうギルバートと両思い(って言葉の甘酸っぱさよ…!)になったから、そろそろかなー?また違った視点から読み進めていけるかなー?

2022年37冊め

認知症世界の本でも思ったけれど誰かの困りごとを楽にすることは、他の誰かも楽にすることなんだなと思う。そしてASDもADHDもLDも生きづらさや生活しにくさにまで繋がるかの程度の差はあれ、多くの人が何らかの特性を持っている。私も全ての要素があるから、…