2022-03-16 2022年29冊め 読んだもの チョン・セランさんの本は取り上げる題材や視点は鋭いのに懐かしくてあたたかみのある文体がいい。いろんな立場にある人のことを考えて言葉を選んでいることが伝わってくる。表題作の声をあげますは、というかどの短編も保健室のアン・ウニョン先生みたいなSF作品。十一分の一、小さな空色の錠剤、声をあげますが好きだった。