2022年40冊め

恋じゃねえから(1) (モーニングコミックス)

渡辺ペコ先生の待望の新作。夫が買ってきてたのを読んだ。のどの奥が苦しくなる場面がいくつかある。自分の責任だって思って自分を納得させるしかなかったことが、それはあなたが責任を負うことじゃないんだよって誰かに認められたなら…って思いながら読んだ。


渡辺ペコ先生は人の中にある違和感とかモヤモヤをしぼりだしてくれる。今後はどんな展開になっていくんだろう。2巻が楽しみ。

2022年39冊め

全員悪人

おもしろかったという言葉は適切ではないけれど本当におもしろくて、お風呂(ぬるま湯、比喩じゃなく)に浸かりながら一日で読んだ。ちょうど浴室のTVの2チャンネルで反田恭平さんが楽しそうに連弾してたりして、よいBGMだった。


「私」の混乱や周囲の戸惑い、高齢者や弱ってる人の心の隙間にぽろっと入り込む水道ポリスや魚屋さんみたいな詐欺師。


当事者の目線でつづられた各章が支援者や家族もふくむ悪人についてで、読み進めるうちに季節も症状も変化していく。認知症治療薬にパッチタイプの貼り薬があって、服薬確認をされた時にちゃんと毎日カレンダーに貼ってますよって答える様子が前々職でも同じようなことがあったからクスッとしたり。


地域包括支援センターの方に「認知症はね、大好きな人を攻撃してしまう病なんですよ。すべて病がさせることなのです。」と声をかけられたと村井理子さんのあとがきにあった。


実家で同居していた曾祖母が私が中学生の時に認知症になり、原爆で亡くなった曾祖父からもらった指輪がなくなったと大騒ぎして警察を呼んだことがあった。お巡りさんが帰りがけに「もしどこかで指輪が見つかったとしても、絶対にばあちゃんを怒ったらいけんよ。110番したことも責めんであげてえね」って言ってたのを今でも覚えている。どんなに家中の施錠を工夫しても明け方に徘徊したり、鏡の中の自分に向かってずーっと話しかけ続けていたこともあった。


いつかは私にもそういう日が訪れるのかもしれない。90近くなった夫にヘルパーさんと浮気してるんじゃないかと怒鳴り散らしたり、リモコンをぶつけてケガをさせてしまう日がくるのかもしれない。


多少のトラブルはあっても幸せに生きてきて、自分が家族や家を慈しんで守ってきた誇りがあって、何より後期高齢者になっても夫のことを愛している本人の混乱が伝わってきて、最後の方はちょっと泣いてしまった。

2022年38冊め

アンの愛情 赤毛のアン(3) (講談社青い鳥文庫)

子どもの頃に読んだ時とは全く違う印象を抱く赤毛のアンシリーズ。アンが結婚してからは記憶にすら残ってないんだけど、とうとうギルバートと両思い(って言葉の甘酸っぱさよ…!)になったから、そろそろかなー?また違った視点から読み進めていけるかなー?

2022年37冊め

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の女性が上手に生きるための本

認知症世界の本でも思ったけれど誰かの困りごとを楽にすることは、他の誰かも楽にすることなんだなと思う。そしてASDADHDもLDも生きづらさや生活しにくさにまで繋がるかの程度の差はあれ、多くの人が何らかの特性を持っている。私も全ての要素があるから、上手に生きるコツはどんどん知りたいし、取り入れて生活に活かしたい。

2022年36冊め

認知症世界の歩き方

237ページの80代女性の「お気に入りの服やアクセサリーをつけてお買い物に行くこと」でひと休みをするってすごく素敵なことだと思う!!


認知症に限らず病気で世界の見え方が変わっていくことは、自分で認めることも周りが受け入れていくことも大変。