2021年108冊め

たそがれ (新しい韓国の文学 22)

7話めくらいからふたりの主人公のエピソードが交差しはじめて、一気に読み進めた。


199ページ作家の言葉「個人の悔恨と社会の悔恨はともに痕跡を残すが、しかし個人も社会もそもそもが同じ一つの体なのだということがそのときにはわからない。前の世代の過去は、めぐる因果となって若い世代の現在に還ってゆく。困難のときを迎え、私たちはもっと早くに振り返らなければならなかった。」