2022年21冊め

ぼくは勉強ができない (文春文庫)

図書館ではカウンターで予約していた本を受け取ったら帰宅することが多いけど、書棚にあって懐かしくなって借りた。中学生の頃に読んだ記憶がある。もともと自分が持っていた性質なのかもしれないけど、10代で読んだ本は今の自分に大きな影響を与えているんだなと思った。


友だちの代わりに告白した女の子の作為的な部分を指摘して言い返される話、三角形の角を持っている話は30年近く経った今も覚えていた。

2022年20冊め

ギタンジャリ・ラオ STEMで未来は変えられる

お風呂に入る時に少しずつ読んでた。息子と同じ歳なのに私より長く生きてるような達観ぶり!!本人の才能や努力やご両親の育て方だけじゃなく、同年代から大人の専門家までいろんな人とチームを組むこと、よいメンターを見つけることが大事なんだと思う。発達障害の人が長く働き続けるためにできることを読んだ時にも思ったけど、取捨選択を上手くできるようになりたいな。


10年使い続けたドラム式洗濯乾燥機の調子がいよいよ悪くなってきたから今日買い替えて火曜に届く。昔からずーっと詰替用液体洗剤を洗濯機に全部入れて、洗濯機が洗濯物の量に合わせて少しずつ洗剤を使っていってくれたら、洗剤を洗濯機の周りに置いておかなくてもいいし入れ忘れたりこぼしたりすることもなくなるのにと思っていたけど、今の洗濯機はほとんどに詰替用液体洗剤を入れて自動計量してくれるボトルが入れ込まれてて感動した。生活の中で困っているまでいかなくても改良したらより良くなるアイデアを形にしていくって素晴らしい。


子どもにも大人にもすすめたい本。

2022年19冊め

さみしくなったら名前を呼んで (幻冬舎文庫)

楽しいこともあったけど二度と戻りたくない思春期のこと、こじらせてふくらみ続けた過剰な自意識、実家や地方に残り続けるか出ていくかの分かれ道について、思い出したり考えたりできるところが山内マリコさんの文章の好きなところ。「さよちゃんはブスなんかじゃないよ」が一番好き。


「何者でもない」からこそ「何者にでもなれる」んだし、何よりも自立した人になりたかった。すてきな女性にはなれてなくても、家族や友人の力を借りながらも自立した大人になれてよかった。


2022年18冊め

発達障害の人が長く働き続けるためにできること (健康ライブラリー)

片付けが嫌いだからADHD傾向だと今まで思っていたけど、私はどちらかというとASD傾向の方が当てはまりがちかもしれないと思った。


発達障害の診断あるなしに関わらずどんな人にも得意なことと苦手なことがあって、苦手を克服するためにリソースを割くのではなく各々が得意なことを活かせたらよい職場になるのにな。

2022年17冊め

その手をにぎりたい (小学館文庫)

この前信頼している穏やかな年上の女性が「男女雇用機会均等法が制定された翌年に働き始めて」って話をしていて、ちょうどその年代の話だなと興味深かった。柚木さんの食べ物の描写はいつもお腹が空く。すきやばし次郎のこと、私の実家で営んでいる不動産会社がバブル終焉を迎えた時のこと、この前ミステリと言う勿れのドラマを見ていたら漫画にはなかった気がする風呂光さんが整くんに恋愛感情を抱きはじめてるような描写があったことなど、いろいろと思い出しながら読んだ。ミステリと言う勿れも柚木さんの小説も、異性間にはまず恋愛!そして両思いへ!みたいなところがないところが好き。