The saddest thing for a girl to do is to dumb herself down for a guy.

東大を出たあの子は幸せになったのか~「頭のいい女子」のその後を追った

図書館が再開になって、予約していた本を取りに行った。


どのエピソードも興味深くてどんどん読み進めていけた。努力して自分の力をつけるのは素晴らしいことだけど、上っていく方法だけでなく下りても大丈夫と知っておくのも辛くならないためには大事なこと。アートマネージャーをしている大隈さん(仮名)の話が肩肘張った感じはしないけれど、自然な説得力があった。


ノーブレス・オブリージュ。国立大学、とりわけ東大を出たものは、そこで得た能力なり才能を社会に還元していくべきだ。」って箇所で、数年前の上野千鶴子さんの東大入学式の祝辞を思い出した。


私は東大は出ていないけど、生まれ育った場所を出て県外の私大に行かせてもらって、国家資格を取得することができた。大学を卒業した後、産休育休以外はずっと働いてきて、せっかく努力して得た資格を活かしたいって思いが強かった。努力できる環境にいられたことのありがたさに気がついたのは、仕事や子どもたちの学校でいろんな子がいるっていうことを改めて知ることができたから。


今後も知識を得るための努力を出来る限り続けていきたいなっていう気持ちになる本。